英語講師をしています。マイコです。
基礎的な日常会話フレーズレッスンを希望される方から
英検1級などの難関資格取得希望者の方など
幅広く指導しています。
私自身、子供時代の海外移住をきっかけに英語に触れる機会が増えましたが、
はじめは英語が何ひとつ分からず暗号のように聞こえていました。
その時の苦労や経験を活かして、英語を教えています。
大学卒業後は、
国内外の案件を取り扱う特許事務所や、
医薬品や食品を運ぶ際に使われる温度計を製造する外資系企業で、
働いた経験もあります。
私がCEFR
(言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準)
において
上級レベルの英語を使える!
という段階まで進むにあたって、
「英語のシャワーを浴びていたらある日突然できた」
というよりもむしろ、
「階段を1段づつ登ってきた」
感覚があります。
どんな流れがあったのかを振り返ってみました。
英語を話せるようになりたいと考えたのは、
12-15歳の3年の間
オランダ🇳🇱に移住することになった経験です。
それまではずっと公立の小学校で、
英語は習ったこともなく、
全くの未知でした。
さっきまで日本語で話していた人が、
日本語がわからない人が来た時に
流暢に英語で返しているのを見た時。
私も
焦らず堂々と返事したい、
と思いました。
あとは、
その当時アジア人に対するステレオタイプも相まって、
授業でネイティブの先生に
「シャイだ。」
と言われたのが悔しかったのもあります。
「なめるな!」
という精神が
私の学習意欲を突き動かしてくれた気がします。
1. 単語
生活する上で
- 数字
- モノの名前
- 簡単な動詞
がわからないと絶望的だと
肌でビリビリと感じました。
なので、
まずは学校が終わった後に
単語を毎日覚えることにしました!
初めは10語くらいでもいっぱいいっぱいでしたが、
少しずつ
ノート見開き1ページ分、
3ページ分と
範囲を増やしていきました。
でもどんな単語かというと
びっくりするほど基礎です。
1-20の数字の綴りを、
近所で買ってもらったミニホワイトボードに写し、
ベッドの横にぶら下げて、できるだけ目につくようにしました。
そんなことでも、1週間かけて何回も唱えて覚えました。
2. 日記
父に
「夏の間、英語日記を毎日しなさい。」
と言われたという理由でしばらくの間続けました。
でも父の英語は正直
中学1年生レベル
だったので
今見返すと間違っているところがいっぱいあります。
父に “go” が “went” になるということを教わった時、
驚愕していました。
そんな状況でも、毎日英語日記に
” It was cloudy. I went to HEMA. ”
とか
夏休みの間中同じことばっかり書いてました。
それでも
自分ができていないとかは
全然思いませんでした!
ペラペラかも?とか思って前向きな気持ちでした🎉
正しいか正しくないか以上に、
一定期間継続できたという達成感が
自信をつける上で重要だったと後になって感じます。
オランダに到着して半年くらいが経った時、
友人の紹介でユリアナ先生に英語を教えてもらうことになりました。
というのも、
数年後帰国する段階で、
高いレベルの英語力が証明できないと日本の学校に編入できない
という壁があったからです。
「もうこの1秒勉強しなかったら間に合わん!」という気持ちで
約3年の間、一心不乱にユリアナ先生に言われた英語の宿題だけはこなしました。
ユリアナ先生は母国語がルーマニア語でしたが、
英語が堪能で英語教室を自宅で開講されていました。
日本が好きで日本語も勉強されていました。
レッスンは親と相談し
弟と1時間のレッスンを分割して
週1で30分ずつ先生に教えてもらうことにしました。
貴重な30分でした!
1対1で、ノートにメモしながら簡単な単語でおしゃべりすることから始まり、
試験対策に問題を一緒に解いたりなどしました。
英語がほとんどできなかったので、
会話は必ずしも英語ではありませんでしたが、
初心者だった私でも覚えられそうな単語やフレーズは
先生が教えてくれました。
単語の宿題を毎週出してもらいました。
主に
- 先生との会話の中で出てきた単語
- 解いた問題で間違った単語
でした。
家に帰ったら自分で書き写して、部屋に貼っていました。
先生の指示に食らい付き、
3ヶ月後の秋のテストで4級に1発合格できました。
小さな一歩でしたが
その時「やってみたらできた」という
達成感を感じました。
これをきっかけに私は、英検を受けていくことになります。
勉強の仕方を先生に教わって
自分のペースを掴んだこととで、
約半年に1回のペースで英検を受験しました。
ギリギリの点数ながらも一発合格していき、
帰国への基準をなんとか満たすことができたのでした。
帰国後は
自分と似た境遇の子供たちの多く通う学校に行きました。
しかし私の周りにいたのは、
人生の半分以上を日本以外の国で暮らしてきた友人ばかり。
流暢な発音や
難しい質問にもなんなく答えられる姿を見て、
自分の無力さを感じ、羨ましく感じていました。
加えて、
ヨーロッパ圏からの帰国生は私のみで、
他の友人と話す英語が少し違っていました。
今思えば
アメリカ英語とイギリス英語の違いもあったのですが、
担当教師がアメリカ人だったこともあり、
自分の英語は正しくないと考え、
どんどん話す自信を失いました。
しかし密かに、
日本に帰国後も自分で勉強を続けていました!
特に英単語は根気強く自分のペースで取り組んでいました。
その結果、読み聞きできることが増えてきていたので
話題のニュースが英語ではどんなふうに報道されているのかを調べてみたり、
流行している英語の曲の歌詞を読んでみたりしました。
その繰り返しで、
時間はかかりましたが
英語がそれぞれの地域で根付いたアクセントや言い回しがあって、
自分の話す言葉に引け目を感じなくていいんだと
自信を持って思えるようになりました。
大学生の頃には、
ひょんなことから英会話教室で英語を教えることになります。
社会人向けの教室だったこともあり
自分より年齢が上の人ばかりで、
何を求められているのか初めは不安ばかりでしたが、
自分の経験してきたことが活かされることがとても嬉しく、
レッスンをすることが大好きになりました。
企業での経験を経て、今では英語を教えることが仕事になりました。
英語と日本語は
言葉以上に、考え方や人への伝え方の言葉選びが違います。
違いを楽しむことで
より一層言語習得が捗ると思うので、
そういった経験をできるだけたくさん共有するようにしています。
加えて
時間がかかり地味な勉強ですが、
私は単語の勉強がとても大切だと皆さんに伝えています。
続けることで
確実に聞こえてくる英語が増えることを体感しているので、
騙されたと思って、まずは1冊単語帳を仕上げてみて欲しいです。
これは1人でもできる勉強で
お金もかからなくて非常におすすめです。
英語ができるようになると、情報量が増えていろんな選択肢が増えると思います。
同じ体験をしてもらえるよう、
それぞれの個性に合わせて
得意を伸ばせるような指導を考えているので、
レッスンを探している方は気軽に相談してください😃